練馬・文化の会 会だより 21-6号 2023年9月27日

練馬・文化の会 会だより

共同代表:有原誠治 大内要三 小岩昌子 小沼稜子 田場洋和 吉田巳蔵 森田彦一
事務局:轡田英夫 TEL:03-3948-5129 FAX:03-3948-5129
(会費などの郵便振替:00150-7-130265 練馬・文化の会) ホームページ https://nerimabunka.org/

<第8回ねりま沖縄映画祭2023 わたしの沖縄 あなたの沖縄>
10月21日(土)スタート!11月11日(土)までの6日間、10本の作品を上映

8回目を迎えるねりま沖縄映画祭。今年も東京ではなかなか見ることができない珠玉の作品を揃えることができました。練馬文化の会の皆さまをはじめ地域の皆さまのご支援に心より感謝いたします。
21日、スタート作品は『岡本太郎の沖縄 完全版』。2020年に上映した『岡本太郎の沖縄』完成後、葛山喜久監督がさらに取材を重ねた「完成版」です。27日(金)は、初めて練馬の地から少し出て、東中野のポレポレ坐カフェで『一生売れない心の準備はできてるか』。沖縄最古の映画館、首里劇場でのやちむん刺激茄子のライブドキュメント+やちむん結成後30年にわたって活動している「売れない」奈須重樹のインタビューで構成しており、上映後にはメンバーによるミニライブ+當間早志監督のトークという豪華版です。31日(金)は石垣島の自衛隊基地をめぐって住民投票の実施のために奔走した若者たちの姿を追った『若きハルサーたちの唄』。11/4(土)は数々の名ドキュメンタリーを撮ってきた本橋成一監督の『ナミイと唄えば』。今は長野にお住まいの本橋監督にお越しいただける予定です。11日(土)は武蔵大学で、今のPFAS水汚染問題から沖縄の復帰50年を映し出す『命ぬ水~映し出された沖縄の50年』、2本目は『沖縄戦の図 全14部』。丸木位里・丸木俊さんが沖縄で「沖縄戦の図」を描かれた時のドキュメンタリー。この作品をご覧になってから、ぜひ佐喜真美術館で「沖縄戦の図」を見てください。絵の迫力が違ってきます。他の5作も沖縄の文化や歴史のなかで生きている人々を描く素晴らしい作品です。ぜひ会場に足をお運びいただき、お一人おひとりにとっての「わたしの沖縄」の1コマに加えていただければ何よりです。
(ねりま沖縄映画祭 柏木美恵子)

 

「いま足元から問う放送の公共性とは何か」大森淳郎氏出版記念シンポジウム
パネリスト 安田菜津紀 藤森研 望月衣塑子
 於武蔵大学50周年記念ホール 9月30日 13:00~16:30

日本は今、新たな戦前とも言われ、再び戦争の時代に突入する気配があります。

かつて新聞やラジオは戦争の旗を振るという苦い歴史がありました。これまでラジオは、軍や情報局の統制下、不本意ながら戦争の協力をさせられたと語られてきました。しかし、この夏刊行された『ラジオと戦争放送人たちの報国』(NHK出版)は、そうした言説を根本から覆しました。わずかに残された放送原稿、貴重な録音盤、関係者の証言。それらをひとつひとつ丁寧に解読していくと、ラジオがイヤイヤでは決してなく、自ら率先して戦争の旗振りをしていたことが浮かび上がってきました。その姿は、まさにいまのメディアの混迷や病理とも深く重なります。
著者の大森淳郎さんは元NHKディレクター。福島原発事故後の被災地を見つめたドキュメンタリー『ネットワークでつくる放射能汚染地図』など、数多くの優れた作品で知られています。今回の本を仕上げるまでに、13年の歳月を費やし、いま大きな話題となっています。
9月30日(土)13時から、練馬区江古田の武蔵大学で、「いま足元から問う 放送の公共性とは何か?」と題する出版記念シンポジウムを開催します。(参加費は1000円)。まずは大森さんの基調報告。貴重なラジオの音声や放送原稿の検証をもとに生々しく語っていただきます。それに続き、サンデーモーニングで知られるフォトジャーナリストの安田菜津紀さん、『新聞と戦争』の共著者で、元朝日新聞記者の藤森研さん、練馬・大泉学園出身で官邸と毅然と対峙し続ける東京新聞社会部記者・望月衣塑子さんに登壇いただき、話し合います。気鋭の論者によるスリリングなパネル討論です。司会は武蔵大学教授のの永田浩三(元NHKプロデューサー)が行います。
当時のメディアが果たした役割とはなにか、反省は生かされているのか、再び過ちを繰り返してはいないか、市民はなにができるのかについて考えたいと思います。どうぞ皆様お越しください。
(武蔵大学教授・永田浩三)

練馬・文化の会2023年度総会(8月20日)議事次第

1 2022年度活動報告
1 2022年度会計報告
1 2022年度会計監査報告
1 2023年度活動計画
1 2023年度予算案
1 その他
・会費値下げについて
2022年度活動報告
(会だよりを中心に)
〇2022年9月23日号
・国葬反対の声をあげよう
・旧統一教会問題と私たち―カルトに汚染された社会と政治―
10月18日(火)18時半~ ココネリホール講師 有田芳生
・美術館問題の経過、現状と問題点
・「第7回ねりま沖縄映画祭2022」開催のお知らせ11月3日~11月19日 5日間
武蔵大学 区役所多目的室 ココネリ研修室1 日大江古田キャンパス10作品
・小岩さん「戦争の語り部」として元気に語る9月17日~19日 「平和のための戦争展in練
馬」でココネリイベントホール
・名誉区民 牧野博士2023年NHK朝ドラのモデルに決定
練馬区立牧野記念庭園学芸員が語る「牧野富太郎博士が残したもの」11月3日 ココネリ研修室4
・第7回うたごえ喫茶のお誘い
10月16日(日)午後2時~4時、場所 アジアンダイニングヒルトップ
〇2022年11月1日号
・「第7回ねりま沖縄映画祭2022」開催のお知らせ、11月3日~11月9日
・「第51回練馬・文化の会美術会 美術展」開催、11月30日(水)~12月4日(日)場所 練馬区立美術館3階展示室
・有田芳生氏の「旧統一教会問題」講演会、190名参加、場所:ココネリホール 参加者 190名、オンライン参加 30名
・美術館問題の経過、現状と問題点(2)
・練馬・文化の会新年会、1月7日(土)午後2時~ 中止
〇2022年12月18日号
・練馬・文化の会新年会のご案内
1月7日(土)午後2時~ 中止
・美術館問題の冊子刊行のお知らせ 400円
・後援会「牧野富太郎の残したもの」が開催されました 報告
・NHK会長に前川喜平氏を
〇2023年3月12日号
・時代にほんろうされたエゴン・シーレ
・ねりま・イースト28(仮)結成への呼びかけ
・岸田政権は独立性を壊す「学術会議法」改悪法の提出を断念せよ大学を国家の御用機関にしてはならない!
・美術館問題の現状と課題
・練馬区の財政問題学習会
4月5日 ココネリ研修室3、〇2023年6月18日
・シェフチェンコ氏は、なに思う?
―ウクライナの国民的詩人―武器ではなく詩で
・「教育は希望です」この言葉に動かされました。「教育と愛国」上映会in練馬実行委員会
6月24日(土)18:40~、ココネリホール 230名参加
・日本学術会議の「改悪」に反対しましょ
・ねりまイースト28区(ねりま28)(土)に発足へ
・「美術館を21世紀の富士塚に」というコンセプトにより・・・?
・4・5練馬・文化の会連続学習会&懇談会ア
ンケート報告
〇2023年8月13日
・練馬・文化の会総会のご案内
・映画「声を上げる高校生たち」講演 有原誠治
・牧野記念庭園の紹介
・美祷書の編集者だった
「現代アートへの招待」
・「四季の庭」バケツ稲に挑戦!
・第71回平和美術展開かれる
―ウクライナの子どもの作品も―
・ChatGPTで練馬・文化の会を調べてみました
2023年度活動計画
・会だより 年数回発行
・講演会・学習会の実施
・新年会等懇親会の実施
・「第8回ねりま沖縄映画祭2023」実施協力
・映画上映会実施協力
・講演会実施協力
・民主的な活動団体協力・支援
会費について
諸物価高騰の折ですが、練馬・文化の会の会
費を値下げします。
現在会費は2,000円ですが、新年度より一人1,000円とします。このため同居親族に対する割引は廃止します。この費用は、ほとんど年間の「会だより」の発送費用に充てられますので会費の納入への協力をよろしくお願いいたします。

「練馬区立美術館建替えの見直しを求める陳情」不採択以後の新たな運動
勝山 繁(練馬区立美術館を考える会事務局長)

自民・公明など5会派が「陳情」を不採択「練馬区立美術館を考える会」が6月から取り組
んだ「美術館建替え等の再整備方針の見直し等を求める陳情署名」は、8月までの3か月という短期間に1500筆もの署名が集まりました。300筆を集めていただいた東京土建練馬支部をはじめ多くの団体と個人の皆様の多大のご協力に改めてお礼を申し上げます。

しかしながら、陳情は8月29日の区議会区民生活委員会で、自民・公明・立憲民主・練馬会議(国民民主と都民ファーストの共同会派)、維新の会によって「不採択」となりました(「採択」は共産党とインクルーシブ練馬のみ)。
「美術館を考える会」と共に運動している「中村貫井地域の公共施設を考える会」(主にサンライフ練馬の廃止反対に取り組んでいる)および「貫井図書館利用者の会」の3団体は、区民生活委員会の前に「美術館の建替え等については審議が尽くされていないことからなお審議を重ねてほしい」と区議会の与野党全会派に要請しましたが、「陳情不採択」とした会派は、その要請すら無視したわけです。
次々明らかになる区民不在の計画
「美術館建替え」については、その工事費の概算も、昨年2月に区の文化生涯学習課が示した約67億万円から、昨年7月の総合災害対策等特別委員会で示された81億円と、約14億円も増え、さらにその後の建設費の高騰から、今年8月の時点では88億円に増えています。
この巨額かつ不明朗な建設費に加え、平田建築設計事務所が「提案書」で示した美術館を「21世紀の富士塚」に見立てる奇をてらった設計により維持費がかさむ、併設の貫井図書館についても書棚を10段にもし、かつ美術館の付属施設のようにし、機能を縮小する設計など、練馬区の区民不在の計画は次々明らかになっています。そうした計画を強行する区
の姿勢を広く区民に知らせ、今後の実施設計と建築工事、それに係る入札もにらんで、3団体は運動を進めていきます。今後とも皆さんのご協力ご支援を心からお願い申し上げます。

第17回被爆者の声をうけつぐ映画祭にご参加を
被爆者の声尾をうけつぐ映画祭実行委員会 有原誠治

10月8日と9日に被爆者の声をうけつぐ映画祭を、江古田の武蔵大学で開催します。
この映画祭は、被団協(日本原水爆被害者団体協議会)が結成50年を迎えた2006年に準備され、2007年に始まりました。当時の私は、長崎の被爆医師・秋月辰一郎氏著の「長崎原爆記」を原作にしたアニメーション映画「NAGASAKI1945 アンゼラスの鐘」を完成させたばかりでした。その製作支援者でもあった池田眞規(原爆症認定集団訴訟弁護団長)弁護士より、「原爆被ばくを描いた日本映画がどれほどあるのか。できれば、観る機会をつくって欲しい」との相談がありました。
私は、映画人の友人や知人たちに相談して、劇映画、ドキュメンタリー、アニメーションなどを調べました。結果、原爆被爆(曝)関連の日本映画で所在の明らかな作品は150本を超えていました。その中から『原爆の子』『にんげんをかえせ』『おこりじぞう』など19本を選んで、2007年の6月に明治大学リバティ・ホールで最初の映画祭を開催。そのときに被爆者の方から、「毎年開催を」との期待が寄せられて、今に続いております。
第17回目となる映画祭の実行委員会は、次のように呼びかけています。「この夏で、広島・長崎への原爆投下から78年目を迎えました。現在、全国の被爆者は11万3,649人、平均年齢は85歳。「核兵器と人類は共存できない」と、訴えて来た被爆者の願いは、2021年に核兵器禁止条約に結実しました。ところが日本政府は、いまだに核兵器禁止条約に背を向けています。
一方、ロシアは核兵器で威嚇しながらウクライナへの侵略を続け、それを批判する欧米諸国と日本は、核抑止に立つ軍事同盟の連携強化で対抗しようとしています。核兵器の恐ろしさを伝える被爆体験の継承が、いまほど大切なことはありません。」
そして、今映画祭は6作品7プログラム。同封の映画祭の案内チラシをご参照ください。作品ゆかりの方々のトークもあります。七番目のプログラムは特別で無料、武蔵大学永田ゼミ生による研究発表です。