世界で最初に飢えるのは日本

講師 鈴木宣弘さん 東京大学農学部特任教授 ( 農業経済学・国際経済学専門 )

講師プロフィール
1958 年三重県志摩市出身
半農半漁の家の一人息子 東大農学部卒。
農水省入省後九州大学大学院教授を経て 2006 年より東京大学大学院農学生命科学研究科 教授となり今年 3 月定年退職し現在に至る
NHK クローズアップ現代、NHK スペシャル等々に出演。
講師著書
世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか ( 講 談社+α新書 )、国民は知らない「食糧危機」と「財務省」の不適切な関係 ( 講談社+α新書 ) 他農業問題の著 書多数

日時:5 月 30 日(木) 18 時 30 分開場
場所ココネリ 3 階ホール(西武池袋線及び都営地下鉄大江戸線の練馬駅歩1分) 練馬区練馬1-17-1
資料代:500 円

 日本政府は、防衛費予算を大幅に増額して我が国の安全保障を守ろうとしているが、国内の食料・農業を守ることこそが防衛のかなめであり、それこそ安全保障であると鈴木教授は喝破する。
 種子・餌・肥料等農業生産に要するさまざまなものが輸入に頼っており、その結果トータルな意味での食料自給率は 10%程度と推計される。
 このような事態に、政府の食料対策危機対策は、運動場等に「サツマイモ」を植えて飢えをしのぐというまるでアジア・太平洋戦争時を想起させる愚策である。
 日本の食の安全保障はどのようによって維持することができるか皆さんと共に考えて見たいと思っています。

連絡先 練馬・文化の会事務局長 轡田 英夫